忙しい毎日を過ごす中でも、どうしてもやらなければならない家事。
家事全てに手が回らなくなり、困ることも多いですよね。
そんな時に利用できるのが、家事代行や家政婦などの便利なサービスです。
しかし、いざ利用しようと思っても、家事代行と家政婦の違いがわからない!
と、悩んでいませんか?
そこで今回は、家事代行と家政婦のサービスの内容・料金などの違いを調査し、比較してみました。
併せて、料金の相場も調査しました。
サービス内容の違いを理解していれば、自分に合う方を選べますよ。
料金の相場や双方のメリットデメリットもわかりやすくまとめました。
それぞれを比較して、上手にサービスを活用してみませんか?
家事代行と家政婦の違いとは?
家事代行と家政婦の違いは、大きく分けて3つあります。
- 契約形態
- 作業時間
- 利用料金
ぞれぞれどのような違いがあるのか、気になりますよね?
1つずつ詳しく解説していくので、チェックしてみてください。
家事代行と家政婦の違い①契約形態
3つの違いの中でも、一番大きく違うのが依頼者との契約形態です。
家事代行は、サービスを代行する「会社」と依頼者が契約します。
そうすると、会社に所属しているスタッフが依頼者のところへ派遣されるので、サービスを受けることができます。
一方、家政婦は、家政婦紹介所から紹介してもらい、「家政婦本人」と依頼者が契約をします。
契約内容を自分で柔軟に決めることができたり、受けるサービス内容も自由に決められます。
家事代行と家政婦の違い②作業時間
家事代行の場合、基本的なプランが2~3時間のものが多いです。
契約する前に、前もって決められているので、作業内容も限られてくると考えて良いでしょう。
家政婦の場合、1日8時間で契約することが多いです。
契約時に交渉すれば、「住み込み」の形態も可能となります。
最近では、家政婦の場合でも2~3時間で契約することもあるようです。
1日8時間ならば、家事のほとんどを任せることができる契約時間ですので、助かりますね。
家事代行と家政婦の違い③利用料金
家事代行の場合、利用時間の基本料金は、時給制ですので、1時間あたり¥2,000~¥4,000程度です。
だいたい2~3時間で契約するので、おおよそ¥4,000~¥12,000と、計算できますね。
この他に、時間超過してしまった分の延長代や、交通費、鍵の預かり料なども発生します。
ですので、毎回同じ料金というわけではありません。
家政婦の場合は、「時給」「日給」「住み込み」によって料金が異なります。
- 時給の場合は1時間あたり¥2,500~¥3,000程度
- 日給の場合は¥13,000~¥15,000(1日8時間計算)程度
- 住み込みの場合は¥25,000~¥30,000程度
住み込みの場合は作業時間が長くなりますので、その分、日給も高く設定されます。
通う場合は交通費が発生し、紹介所経由の場合は紹介手数料が発生します。
家事代行と家政婦サービス内容の違いは?
家事代行と家政婦のサービス内容に、大きな違いはありません。
しかし、家事代行の場合、あらかじめ契約した内容の家事しか依頼することができません。
家事代行の会社によって、対応しているサービス内容が異なりますので、自身で事前に確認することも大切です。
また、専門的な知識や機能が必要な作業内容や、危険を伴う作業内容は依頼できませんので注意してください。
反対に家政婦の場合は、その日に依頼した家事を行ってくれるので、急な変更にも応じてくれるでしょう。
依頼者が直接、要望や指示を出しても対応してくれるところも助かりますね。
- 各部屋・ベランダ・玄関・窓の掃除
- 洗面台・お風呂・キッチンなどの水回りの掃除
- 洗濯・アイロンがけ・洗濯物の片付け
- 買い出し・料理(作り置き含む)
- 食器洗い・片付け
- ゴミの分別・ゴミ出し
- 引越しの手伝い
- 庭の掃除・植物の世話
- 郵便物の受け取り
- 介護・看護
- 子どもの保育
- 家庭教師
- 専門的なハウスクリーニング
- 重い家具の移動
家事代行と家政婦サービス料金の相場は?
家事代行と家政婦のサービス料金の相場をまとめました。
家事代行サービスを提供している会社によって、基本料金やオプションの設定料金が異なります。
家政婦は、契約形態によって料金が変動します。
また、オプションも契約時に依頼者と話し合って決めますので、料金はさまざまです。
基本料金 (目安) | 必ず発生する料金 | オプション(会社によって変動あり) | |
家事代行 | ¥2,000~¥4,000(1時間) | ¥700~¥1,000(交通費 1人あたり1回) | 無料~¥1,000(鍵預かり料金) ¥1,500(延長料金(30分)) ¥500(指名料金) 25%割増(深夜早朝料金) |
家政婦 | ¥2,500~¥3,000(1時間) ¥13,000~¥15,000(1日8時間)※日給 ¥25,000~¥30,000※住み込み | ¥1,000程度(交通費 1人あたり) ※通いの場合 | 食費・光熱費・消耗品代 ※住み込みの場合 時間外労働費・深夜早朝料金 ※契約時に決める 紹介手数料 ※家政婦紹介所を利用の場合 |
家事代行と家政婦どっちがいい?選び方を紹介!
いざ、家事代行や家政婦のサービスを利用しようと思っても、どちらを選べば良いのか迷ってしまいますよね?
それぞれに良い特徴がありますので、選ぶときのポイントをご紹介します。
自分がどちらに当てはまるかチェックするときに、ぜひお役立てください。
- 必要なときにだけ頼みたい
- お試しで試してみたい
- スタッフとの相性が悪かった時はすぐに変更したい
- 介護や病院の付き添い、子どもの世話を頼みたい
- 毎回、同じ人に頼みたい
- 突発的な要求にも柔軟に対応してもらいたい
家事代行と家政婦メリット・デメリットとは?
家事代行と家政婦の、メリット・デメリットをまとめました。
それぞれのメリットとデメリットを理解して、自分に合うのはどちらなのか、チェックしてみてくださいね。
家事代行のメリットとデメリット
メリット | 苦手な家事だけをお願いできる 家事に関するストレスが減る 相性が悪ければ、すぐに変更できる 気軽に利用できる トラブルが発生しても安心である |
デメリット | 基本料金以外の料金がかかることがある 利用時間が決まっている 幅広い家事には対応していない スタッフによって作業の質が変わる |
気軽に、自分の苦手な家事だけをお願いできるので、心に余裕が生まれます。
よって、家事に対するストレスがなくなるので気持ちよく過ごせますよ。
万が一、相性が合わなかった場合は、すぐに担当者を変えることも可能です。
紛失や破損した場合でも、会社が仲介してくれるので大きなトラブルに発展することも低いです。
一方で、延長料金が発生することによって、基本料金よりも多く支払うこともあります。
利用時間も決まっているので、幅広い家事をこなすことには向いていません。
家政婦と違って、いろんなスタッフが家事をこなすので、スタッフによって作業の質が変わることもあります。
家政婦のメリットとデメリット
メリット | 同じ人に依頼できる 信頼関係が生まれる 直接連絡が取れる イレギュラーなことにも対応してもらえる |
デメリット | 相性が悪かったときに、すぐ変更ができない 変更したら、次の人を探さなくてはならない 馴れ合いの関係になってしまう可能性がある トラブルの解決が難しい |
自宅や仕事場など、プライベートやプライバシーの観点から、同じ人だと安心するという人におすすめです。
同じ人だからこそ生まれる信頼感のおかげで、安心して任せることができますね。
家事代行と違って、直接やりとりができるので、急なお願いにも対応してくれます。
一方、万が一合わなかった場合は契約を終了することができますが、また最初から自分で探さなくてはなりません。
また、馴れ合いの関係になってしまうと、指示が出しづらくなりストレスになります。
その他にも、個人契約のため、紛失や破損などが生じた場合は解決しづらくなります。
家事代行ご利用の流れ
家事代行を利用したい場合、どのような手順で利用すれば良いのかご紹介します。
利用したい会社のホームページなどの問い合わせ窓口にて、メールや電話で問い合わせをします。
ヒアリングやお試しサービスの日にちを決めましょう。
お試しサービスは、提供していない会社もありますので問い合わせ前にホームページで確認しましょう。
このときには、スタッフからの簡単な質問がいくつかある程度なので、緊張せずに問い合わせてみてくださいね。
ヒアリング当日は、お願いしたい家事の優先順位をつけておくことをおすすめします。
利用時間が設けられていますので、時間内に必ずやってほしいことを伝えた方が、相手も作業しやすくなります。
また、作業時間の見積りも出しますので、片付けすぎず、いつも通りの状態でお願いするようにしましょう。
片付けすぎてしまうと、いざサービスを利用したときに認識のズレが生じる場合があるからです。
お試しサービスがない会社の場合は、このときのヒアリングをもとに、見積もりを作成します。
ヒアリングの後に会社で見積もりを作成したのち、提示されます。
内容をよく確認し、了承することで契約完了となります。
見積もりの段階で、疑問点がある場合には必ず質問するようにしましょう。
ヒアリングをもとに、会社側が依頼者に合うスタッフの人選を行います。
当日も片づけすぎず、お試しサービスのときと同じような状態でお願いしましょう。
もし、作業内容を見ることができる場合には、掃除の仕方や道具の使い方、テクニックなど見るのも良いですね。
相手は家事のプロですので、気になったことは質問してみるとなどコミュニケーションをとると信頼関係にもつながるでしょう。
サービスの利用が終わったら支払いです。
支払い方法は会社によってさまざまですので、確認して支払うようにしましょう。
家事代行サービスの契約は、基本的に定期利用のプランでの契約です。
定期利用よりも気軽にお願いしたい場合は、スポット利用も可能です。
スポット利用とは、1回きりの利用のことです。
引っ越しや大掃除など、特別な日に利用する人が多いようです。
スポット利用できる会社も増えてきていますので、ぜひ検討してみてください。
家政婦ご利用の流れ
家政婦を利用したい場合、どのように利用すれば良いのかご紹介します。
問い合わせ窓口のメールや電話で問い合わせをします。
直接来社できるならば、足を運んでみても良いかもしれませんね。
具体的に、お願いしたい内容を伝えます。
認識のズレが生じないよう、メモをしていくことをおすすめします。
ヒアリングをもとに、会社が依頼者に適した家政婦を選定します。
紹介従事者の立ち合いのもと、依頼者と家政婦が契約前に会い、面接をします。
どのような人なのか、お互いのことが事前にわかるので安心しますね。
もし、合わないと感じたときには迷わず紹介者に伝えるようにしましょう。
選定された家政婦で問題がない場合は家政婦本人と直接契約となります。
契約内容もよく確認し、疑問点などは質問し、気持ちよくサービスを受けられるようにしましょう。
紹介された家政婦が、依頼者のもとで勤務します。
最初はぎこちなさも感じると思いますが、気になったことがあった場合には話しかけてみると相手も嬉しいでしょう。
家事代行と違い、サービス提供時間が契約によっては長いこともあります。
お互い、過ごしやすい距離を保つことも大切です。
決まった日に、指定された方法で依頼者が家政婦に支払います。
まとめ:家事代行と家政婦の違いとは?
家事代行と家政婦の違いを調査しました。
また併せて、サービス内容の違いや、料金の相場も比較・解説しました。
家事代行と家政婦の違いは、契約形態・作業内容・利用料金の3つに分けられます。
家事代行と家政婦のサービス内容に大きな違いはありません。
しかし、家事代行では会社によって提供していないサービスもあります。
ホームページなどで自分が利用を検討しているサービスの提供があるか確認してみましょう。
家事代行と家政婦の料金相場は、家事代行の場合では1時間あたり¥2,000からです。
家政婦の料金相場は、時給・日給・住み込みで変わってきます。
家事代行は、依頼者が会社へ料金を支払いますが、家政婦は依頼者が家政婦本人へ支払います。
家事代行も家政婦もそれぞれメリット・デメリットがあります。
自分がどのようなサービスを受けたいのかイメージすることをおすすめします。
また、家事代行も家政婦もそれぞれ良い特徴を持っています。
双方を比較して自分に合っている方を選択しましょう。
家事代行も家政婦も、利用の際にはヒアリングがあります。
作業してもらいたい優先順位を決めておくことをおすすめします。
決めておくことで、伝えやすく、相手も見積もりを作成しやすくなります。
疑問点は今後のトラブルの発生を防ぐためにも、必ず解消してから契約に進みましょう。
家事代行、家政婦それぞれの違いや特徴を理解して、日々の家事ストレスから解放されましょう!
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